笑顔の男性

逆効果になる言葉

叱咤激励は逆効果になる

うつ病は気力を失い倦怠感や絶望感に襲われる病気です。その外見的な症状から、他人には怠けていると見られがちであり、自分自身でも無理をしてしまうことがあります。しかし頭と体のバランスが崩れている状態なので、無理に努力しても治るものではありません。 このようなうつ病の性質が知られていなかった頃は、患者に厳しい接し方をするケースが多々ありました。本人の気合で治せると考え、叱咤激励する人も多かったのですが、これは逆効果になります。 最近ではうつ病に関する知識が広まってきたため、患者への接し方にも気を遣う人が増えています。その基本は「励まさない」ことですが、必ず回復するという希望を与え、気分を楽にしてあげることも大切です。

接し方で気をつけること

うつ病患者への接し方には、他にも幾つかのポイントがあります。まずは休養第一であり、中途半端な仕事や気分転換はさせないことが重要です。抗うつ剤を飲んでいる場合は、途中で止めると副作用が出るので、止めさせないように気を配ります。またうつ病は治りかけが一番危険だとも言われています。最も重症の時期には自殺する気力も湧きませんが、回復期には患者の身の回りに特別な注意が必要です。 うつ病への理解が浸透するにつれて、家族や職場の接し方にも工夫が見られるようになっています。また厚生労働省は、うつ病を五大疾患のひとつに指定しています。労災認定されるケースも増えており、今後は社会的なケアのあり方も一層改善されていくと考えられます。